内容説明
狭い意味の品詞論ではなく、「外界認識と言語表現」という、言語の本質に関わる大きなテーマの下に、形容詞および副詞の性質を動詞と絡めて説明したものである。
目次
序 事象の把握と言語表現
第1部 出来事と状態(語彙的アスペクト;状態と属性―形容詞類の働き)
第2部 動詞と形容詞(出来事を表す受身;状態・属性を表す受身と過去分詞;補文をとる動詞と形容詞―上昇とコントロール;形容詞から作られた動詞;名詞を含む複合形容詞)
第3部 形容詞と副詞(副詞と二次述語;句動詞―動詞と小辞の組み合わせ;副詞と文の焦点)
著者等紹介
影山太郎[カゲヤマタロウ]
関西学院大学名誉教授。主な著書:『日英比較 語彙の構造』(松柏社:市河賞)、『文法と語形成』(ひつじ書房:金田一京助博士記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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