内容説明
満州事変から太平洋戦争に至る十五年戦争の日本の政治・軍事指導者の「戦争責任」を裁いた極東国際軍事裁判。戦後史最大の争点の全経過を解き明かす。
目次
第1章 国際法廷―勝者が暴いた「歴史の真実」
第2章 要人逮捕―自殺者が相次いだ、A級戦犯容疑者の逮捕劇
第3章 A級戦犯―A級戦犯はどのように選別されたのか?・二十八被告の横顔
第4章 開廷の攻防―裁判官を立ち往生させる清瀬動議
第5章 検察側立証―日本軍の犯罪を次々暴く検察側証人
第6章 弁護側反証―国家の弁護か被告個人の弁護か
第7章 論告と最終弁論―分裂した被告弁護団の一般弁論
第8章 スガモの芸術家たち―戦犯たちが記録した「スガモ」の素顔
第9章 判決―検察側の主張を全面採用した勝者の裁き
第10章 処刑―七戦犯、深夜の絞首刑
著者等紹介
平塚柾緒[ヒラツカマサオ]
1937年、茨城県生まれ。出版プロダクション「文殊社」代表。太平洋戦争研究会、近現代史フォトライブラリー主宰
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