内容説明
建築の基礎的な知識があると、建物を見る楽しみが広がります。世界遺産の建築を時代を追って見ていくことで、その土地の歴史や風土ともかかわりの深い建築の魅力に触れてみませんか。西洋建築と最近注目度の高いイスラム建築を、わかりやすいオリジナル画像や美しい写真とともに紹介します。付録に日本の世界遺産もあります。
目次
第1部 西洋建築の流れ(ピラミッド(エジプト・ギザ)
アクロポリスとパルテノン神殿(ギリシャ・アテネ)
パンテオン(イタリア・ローマ) ほか)
第2部 イスラム建築の流れ(ウマイヤド・モスクとダマスカス旧市街(シリア・ダマスカス)
メスキータ(スペイン・コルドバ)
アラビアの集落(イエメン・サナアとシバーム) ほか)
付録 日本の世界遺産建築(法隆寺(奈良)
東大寺(奈良)
龍安寺(京都))
著者等紹介
古市徹雄[フルイチテツオ]
1948年生まれ。早稲田大学理工学部大学院建設工学科修了。丹下健三都市建築設計研究所を経て、現在古市徹雄都市建築研究所代表、千葉工業大学教授、東京大学大学院人文社会学系客員教授(2006年)。多くの国々で都市計画や建築の設計にかかわり、訪問した国は九〇か国に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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cocomero
1
世界遺産の建築が豊富な図版を介して紹介される。ただし、世界遺産に記載のない、ル・トロネ修道院が建築史的に重要な物件として、取り上げられている。当修道院は、とりわけ、かのル・コルビュジエがインスピレーション源とした建築として一躍脚光をあびるようになった。以来、建築界とその周辺では、何かと頻りに引き合いに出されてきた。この点で、ある意味、顕著な普遍的価値を有するものとして、認識され継承されていると言えそうだ。このように、人類の宝に値するまたそうと覚しき興味深い建築が丁寧に説明されており、最適な建築入門書なり!2020/01/03
takao
1
構造がわかりやすく図解されている。2017/01/21
HIRO1970
0
☆☆2011/03/01
な
0
世界の建築物はユニバやランドのように見て楽しめる。贅と技術の粋を集めた建物はやはり魅力的。他に、もやむなく壊されてしまってもう見れない歴史的建造物に思いを馳せる。2022/01/05
ぐぐ12345
0
イスラム教とキリスト教の話を理解してから読みたい2021/10/11