内容説明
今よりもっと、私たちの国が明るい希望に燃えていた時代、戦争や恐慌、大地震など不幸に見舞われても、国民が皆、今日より明るい明日を確信できた時代…、「ナショナルジオグラフィック」誌が、この1世紀余りの間、写真と記事で世界に紹介してきたニッポンの素顔は、歴史の波にもまれながらも、ひたむきに歩んできた私たち日本人自身の記録だ。本書は、記憶の彼方に消えかかった、明治期から平成にかけての、私たち日本人のたくましい足跡を、外国人の視点から改めてよみがえらせてくれる。
目次
第1部 明治の日本
第2部 大正の日本
第3部 昭和の日本 戦前
第4部 戦時下
第5部 戦後
第6部 高度成長へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんかつラバー
7
明治〜バブル期までの日本を写す。戦前の木の小さな船で漁をしたり、道端で子供が遊んでいたり、道を駕籠屋が行き交ったり、歴史とは関係ないけどすごく大切な記録だと思う。子供は薄汚れているけどみんな笑顔で、撮影者は「日本の子供は貧しいけど幸せ」と記している。カラーになってからの高度成長期〜バブルの時代は今から見るとそれはそれで異次元である。2021/10/09
かいゆう
7
1894年から1991年の『ナショナルジオグラフィック』に掲載された、日本を取り上げたものを再編集している。明治維新、東北の津波、開国後の日本の凄まじい成長、関東大震災、戦時下の日本、戦後の民主主義改革、高度成長など、アメリカから見た日本の姿が分かります。疑問だった、日本人は米国をなぜ憎まないのか、昭和天皇は戦争に於いてどのような役割を持っていたのか、少しわかりました。激変した100年ですが、女性の立場や日本人の特徴的な性格は、独裁的権力支配の名残か、わずかにしか変化してないように思います。2013/03/25
春ドーナツ
4
この本。持っていたような気がするのですよね。チチ松村さんのサイン本と共に虚空に消え去りました。図書館で塩野さんの「ギリシア本」を持って受付カウンターに向かっていたけれど、或る棚を通り過ぎるときに、本書が目に飛び込んできて、その日、一冊しか借りられなかったから、こっちにしたのですよね。たわいのない話。まあ、いいか。2017/01/14
takao
1
ふむ2022/09/10
Ayumi
1
it was a very interesting book.2010/02/04