出版社内容情報
アメリカの大学では、ジェネレーションX(十九六〇年代後半から八〇年代に生まれた者)による、大学の学級崩壊現象とでもいうべきものがうまれている。学力崩壊ももちろんあるが、それ以前に大学教育いう高等教育システムそのものが壊れつつあるのだ.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』321頁、より)。
内容説明
「アメリカの大学生はよく勉強している」の大ウソ。甘やかせば授業にならない。きびしくすれば学生による授業評価でクビになる!現役カレッジ教師によるショッキングなレポート。
目次
序章 奇怪にして陰惨な大学教育の現実
第1章 あこがれの大学教師
第2章 「なんか俺に面白いこと言ってみな」
第3章 学生に酷評された教師の運命
第4章 よいカレッジ教師になる方法
第5章 「もう大人なんだぞ」
第6章 すべての学生が平均点以上の場所
第7章 マジメな学生は嫌われる
第8章 われらが学術水準を救おう委員会
第9章 大学でお砂場実験
第10章 これからの大学にできること