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マラウィを知るための45章

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750318493
  • NDC分類 302.481
  • Cコード C0336

出版社内容情報

アフリカ大陸の南部に位置する人口一千万ほどの小さな国マラウィ。マラウィ大学で数年を過ごした著者が、マラウィの歴史から国土、産業、生活・文化まで、タンザニア、ジンバブウェなど周辺国との比較、また豊富なエピソードとあわせ、わかりやすく描き出す。

マラウィ 基礎データ
まえがき

 1 国全体の姿

第1章 マラウィはどこにある?――国土と地理
第2章 ラクダに乗ってパトロール――マラウィ動物記
第3章 湖と人口密度の関係――人口
第4章 マラウィに住む人びと――宗教・民族・言語
第5章 マラウィ国への出入り――入国にともなう手続き

 2 歴史をたどって

第6章 一九世紀までの南部アフリカ――奴隷貿易
第7章 マラウィを探検した西洋人――リヴィングストン
第8章 一九六四年までの紆余曲折――独立
第9章 ジャンボジェット機で買い物に――バンダ初代大統領とその後

 3 産 業

第10章 外貨収入ナンバー1――タバコ生産
第11章 極上品は外国へ――チャ
第12章 あらたな作物への期待――パプリカとマカダミア・ナッツ
第13章 さびしい鉱物資源――石炭とボーキサイト
第14章 すすむ森林伐採――林業
第15章 湖の恩恵――漁業

 4 各地の様子

第16章 人工的な新首都――リロングウェ
第17章 マラウィ最大の都市――ブランタイヤ
第18章 北部農村地帯の中心地――ムズズ
第19章 風光明媚な旧都――ゾンバ
第2びと――マラウィから
第37章 内陸国での事情――物の動き
第38章 独自の外交路線――外交関係
第39章 気になる近隣国――ジンバブウェ
第40章 おおらかな国境線――マラウィ=タンザニア国境の交易(一)
第41章 青年たちの自由な「貿易」――マラウィ=タンザニア国境の交易(二)
第42章 植民地時代からのダンスが主体――ダンスの各種
第43章 最高のレクリエーション――ダンス大会
第44章 たくさんの人に訪れてほしい――観光
第45章 さらに深めたい――日本とのつながり

【コラム1】 モザンビークにて
【コラム2】 スコットランド人
【コラム3】 釣りの経過
【コラム4】 ゾンバでの住居
【コラム5】 呪術医の集客方法
【コラム6】 アマチュア無線
【コラム7】 サルとバナナ
【コラム8】 マラウィからの旅 私の場合
【コラム9】 国家を見下そう

主要参考文献
あとがき

 アフリカ大陸の南部にあるマラウィは人口一〇〇〇万人ほどの小さな国で、日本人にはあまり知られていない。何かのきっかけで名前を知っている人も、日本とほとんど何の関係もないと思っている。実は、マラウィにとって日本は大事な援助国であり、資金だけでなく多くの日本人ボランティアがやってくる大事な存在だ。しかし、マラウィが日本に一方的に寄りかかっているわけではない。マラウィと日本は、共に世界の中の構成要素として存在し、技術面であれ、資本面であれ、情報や人材面であれ直接間接の影響を与えあっている。本書でマラウィの諸相を紹介するが、各章での具体的な記述の中で、マラウィと世界や日本とのかかわりが分かっていただけると思う。あまり知られていない小さな国であっても、日本と同様に世界全体と関係を保ちながら現在を刻んでいるのだ。
 このように「マラウィとその周囲との関係を示す」とともに、「比較して分かる」ことを本書では心がけている。自分自身が住んでいる地域の気候、人口、物価、人間関係などについて、私たちは具体的な感覚を持っている。それらと比較して記述を進めることによって、外国地誌と呼ばれる分野の記述が親しいものになる。いざ記述を進める

目次

1 国全体の姿
2 歴史をたどって
3 産業
4 各地の様子
5 生活の基盤
6 毎日の生活
7 他国との関係

著者等紹介

栗田和明[クリタカズアキ]
立教大学教授。理学博士。静岡市生まれ。静岡大学卒。京都大学大学院博士課程修了。1984年からタンザニア、1990年からマラウィで調査をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wei xian tiang

0
マラウィの呪者は国境を超えて高く信頼され南アフリカやタンザニアから招聘されることもあるという。2013/07/24

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