文春文庫
宮沢賢治に聞く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167111243
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

浅草橋に宮沢賢治がざしき童子となって出現!?「ぼくは聖化されるのはいやです」と言う賢治に井上氏が日本語文体論を展開、そこへ啄木までが出現し、果ては啄木の日記を破った犯人探しが始まる―。爆笑・架空インタビューをはじめ、「雨ニモマケズ」の手帖全頁など生原稿を多数収載。大好評、評伝「~に聞く」シリーズ、文庫化第二弾。

目次

1 賢治の宇宙―井上ひさしが書いた賢治(宮沢賢治に聞く;賢治と啄木に聞く ほか)
2 宮沢賢治はこう生きた―三十七歳の生涯(賢治誕生―念仏の中、あなたは生まれた;幼少年時代―成績全甲、学術行状優等生 ほか)
3 イーハトーボさまざま―くめどもつきぬ賢治の魅力(宮沢賢治の魅力;教師宮沢賢治が残したもの ほか)
4 イーハトーボの劇列車―こまつ座公演(賢治が用意した答え;賢治の上京 ほか)

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
作家。こまつ座代表。1934年、山形県生まれ。小説に「手鎖心中」「吉里吉里人」「東京セブンローズ」、戯曲に「人間合格」「頭痛肩こり樋口一葉」など。宮沢賢治を主人公にした戯曲に「イーハトーボの劇列車」がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

土瀝青

14
図書館本。素敵な本でした。宮沢賢治の作品を読み始めると、多少の戸惑いが生じるときがあるかもしれません。そういうときは、この本を読んでみるとよいかもしれないですね。2017/09/19

大泉宗一郎

9
本書は賢治との対談というユニークな企画ものから、賢治の足跡をたどった年年譜、賢治に関わってきた人たちによる小文章まで、あらゆる角度から賢治を検討し、確認をしようという、どちらかというとビギナー向けの書物になる。彼がどのような生活を送っていたか、どのような職をし、どのような人柄だったのかが垣間見える年譜表は、写真をふんだんに交え、簡潔な説明文が施されいるお陰で大分賢治のことを分かったつもりにさせてもらった。が、賢治に対する情熱は伝わるけど、情熱に任せてペンを走らせたためかやや継はぎな印象が拭えないのが惜しい2014/08/11

亮さん( ̄^ ̄)ゞ

6
宮沢賢治をここまで理解する井上ひさしすごいね。賢治のいろんな顔が見えてくる。宮沢賢治はすごく清貧を好んだ聖者みたいなイメージだったけど違ったな。この本を見て。でも彼はやっぱり素晴らしい人間だな。うーん。彼が伝えたったことすごくみにしみるよ。荒れている世界、日本だからこそ読んでほしいな。この本も宮沢賢治の作品も。2015/11/27

ポメ子

5
井上ひさしの宮沢賢治への想いが深い。 宮沢賢治の生涯については、写真もついていて詳しく書かれていて、理解が深まったが、他の章は若干、私には世界観が分かりづらかった。2022/08/30

よし

5
井上ひさしが言うように、「賢治のすごさは、芸術家、科学者、宗教家の三つを自身の中に融合していること。だからこそ賢治の作品世界がもつ意義は大きい。そして彼の祈りにもにた童話の世界がある。」手帳に書かれた「雨ニモマケズ」・・・「ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」まさに、祈りそのもの。声に出して読んでみるとまた涙が少しでてきてしまった。2021/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/470230
  • ご注意事項