内容説明
能力主義や成果主義が喧伝される時代。しかし「勝ち組」は満足した人生を保証するのか。本書は日本人が置かれている現実を直視し、真に幸福で人間的な生き方とは何かを明らかにする。
目次
第1章 「B」で生きる―もう「中流」では生きられない
第2章 「B」で働く―もう「猛烈」は似合わない
第3章 「B」で住まう―もう「マイホーム」はありえない
第4章 「B」で暮らす―夫と妻の新しい「幸福」な関係とは
第5章 「B」で育てる―もう「お受験」は意味がない
第6章 「B」で遊ぶ―ほんとうの人生を楽しむために
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年生まれ、東京都出身。80年東京大学経済学部卒業。日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局等を経て、現在、大手金融系シンクタンク主席研究員。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済、教育計画。難しい「経済」を切るその語り口は解りやすく、明快である
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感想・レビュー
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Humbaba
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今後日本は三段階に分かれるだろう。一つはスーパーエリートであるが、これに入ることは非常に難しい。二つ目は中くらいの生き方をすることであり、これがイチバン安定した良い生活を送れる。一番下はたしかに気楽かもしれないが、それは生活基盤が安定しないという問題がある。2010/03/26
ken
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中流で生きるメリットをといた本。少なからずやってくる格差社会に対する事実描写は少なからず事実であると思われる2009/09/12
アルゴン
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★★ 「既刊本で書ききれなかったことを書いた」ということなのですが、既刊本と違う内容ってなんかあっただろうか。2009/09/12