内容説明
昭和歌謡史に燦然とかがやく、なつかしのスターと名曲の数々。藤山一郎「東京ラプソディー」、美ち奴「ああそれなのに」、杉狂児「うちの女房にゃ髭がある」、二村定一「私の青空」…。語りの名人・小沢昭一が心に響いた流行歌を、うれし楽しく軽く深く、知られざるゴシップも交えつつ時代の匂いとともに名調子で回顧する。激動の昭和が懐かしのメロディーといっしょに蘇る一冊。
目次
柳青める日 藤山一郎について考える
ああそれなのに 美ち奴について考える
なぜか忘れぬ人故に 楠木繁夫について考える
荒野の涯に日は落ちて 松平晃について考える
パピプペパピプペパピプペポ 杉狂児について考える
私の青空 二村定一について考える
ハアー 小唄勝太郎について考える
ほろほろこぼれる白い花を 灰田勝彦について考える
花もあらしも踏みこえて 霧島昇・松原操夫妻について考える
ダイナ 私の恋人 ディック・ミネについて考える
口笛吹いたら小窓があいた 美空ひばりについて考える
著者等紹介
小沢昭一[オザワショウイチ]
1929(昭和4)年、東京生れ。早稲田大学仏文科、俳優座養成所卒業。以後、新劇、映画、テレビ、ラジオに活躍。’82年、ひとり劇団・しゃぼん玉座を結成し、「唐来参和」をもって全国をまわる。’73年に始まったTBS系ラジオ「小沢昭一的こころ」は7000回をこえた。放浪芸の収集にも力をそそぎ、著書も多数
大倉徹也[オオクラテツヤ]
1932(昭和7)年、大阪生れ。東京都立大学演劇部時代の’56年から放送台本を書き始め、以後現在まで放送台本作者ひとすじ
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感想・レビュー
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ナウラガー_2012