新潮文庫
不肖・宮嶋南極観測隊ニ同行ス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101242316
  • NDC分類 297.9
  • Cコード C0195

内容説明

どの国にも属さず、交通機関もなしホテルもなんにもない南極に、不肖・宮嶋が突撃!ひょんなことから、観測船『しらせ』に乗り込んだ雑誌初の特派カメラマンは、昭和基地をへて、雪上車で奥地のドームふじ基地をめざす。マイナス40度の雪原を凍傷と吹雪におびえながら前進する越冬隊員の運命やいかに?極寒の大地で、いま男たちの熱いドラマが繰り広げられる。写真満載。

著者等紹介

宮嶋茂樹[ミヤジマシゲキ]
1961(昭和36)年明石市生れ。日大芸術学部卒業後、「フライデー」を経てフリーに。「週刊文春」をはじめ、報道カメラマンとして活躍。’96(平成8)年に東京拘置所の麻原彰晃の撮影に成功、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。また、フィリピン、ルーマニア、中東、コソボなどを取材

勝谷誠彦[カツヤマサヒコ]
1960(昭和35)年兵庫県生れ。文芸春秋に入社し、「週刊文春」「文芸春秋」「マルコポーロ」などの記者としてニュース報道に携わる。その後、退社し、紀行家・コラムニストとして多くの雑誌で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

或るエクレア

11
この本は電車の中で読んではいけない。全体を貫くお下品さやシモネタ、アヤシイ人々の描写で、気付かぬうちにニタァ~っと怪しい笑みが浮かんでしまうからである。南極という過酷な環境がいかに人を狂わせるのか、いや狂っているのは日常の私達なのかもしれないが、しかしそのオカシイ人たちがとても魅力的なのである。人間的なのである。そして南極という魔の大地ではダッチワイフはその機能を超えた何かになってしまうのである。(大体勝谷のせい)2015/11/06

CTC

10
01年新潮文庫、単行本は98年同社。タイトルの通り、著者は観測船「しらせ」に乗船、第38次南極観測隊に同行し、4ヶ月を過ごしている。しかも昭和基地に滞在するだけでなく、同地より1,000km、標高3,800m超のドーム観測基地まで雪上車を運転、前後の荷役作業をこなしている。時速数キロで片道3週間かかるというのだから、本書収録内容はそこらの冒険小説より面白いのは当然だ。 あとがきを…当時の“不肖・宮嶋”原稿を全てリライトしていた勝谷誠彦氏がそのネタバラしとともに記し、解説を現文春副社長西川清史氏が担当。2017/05/05

Terry Knoll

8
下ネタ満載 くすくす笑える不謹慎な南極上陸記です。 家族から離れて、笑いに変えないとやっていられないほど過酷な環境での仕事。 羽目を外すときもあるけど。それは許しましょう。 一同起立 南極観測隊の皆さんに敬礼。 2016/08/17

流石全次郎

6
当時の観測隊は閉ざされた男社会なのはわかる。高校は男子校、大学も男ばかりの学生村で生活した私ですが、そんな私でも不快に感じる意図的な下品な表現、単語、風景。作者も構成者も下品さを面白いとお考えなのか。そもそも同行者として野次馬的に参画されたレポートだからこんな内容になったのか。私としてはこの本、令和のこの時代誰にもお薦めしたくない。「面白南極料理人 (新潮文庫)」西村 淳を読んでいたら、記載されていたので絶版本を探して取り寄せた本です。とにかく南極にいるだけの内容だけど頑張って読み切りました。2020/04/26

カツ

6
夜、寝る前にふとんの中で読むと仕事の疲れやストレスも抜けてよく眠れる事請け合い。この本はほとんど勝谷氏が書いてんだろうな。とにかく面白かった。2015/12/03

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