内容説明
冒険は心をかきたてる。千葉の海や野をかけめぐり、本の中の西域や絶海の孤島にあこがれた少年時代。少年の頃の夢を追いかけて、辺境の地を訪ね歩く現在。作家・椎名誠の背骨として、人生をしっかりと支える冒険と本。その大いなる魅力を、オモシロ・ハラハラの体験とともに語る。
目次
家族の記憶、野山の記憶
陽光と土にまみれて
うろうろの時代
シルクロードの端と端
インドカレーの秘密
軍艦リエンテール号でマゼラン海峡へ
オーストラリアの海底と砂漠の旅
シベリア横断
タクラマカン砂漠・楼蘭の探検
馬の旅、牛を追う旅
川の旅、川民族と出会う旅
もうひとつの夢の実現
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ。作家。書評誌『本の雑誌』編集長。北極、パタゴニア、アマゾン奥地など、世界各地の辺境を訪ね歩く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺーいち
7
あちこちで読んだシーナさんの冒険談が、ジュニア向けの語り口で読み直せるなんて贅沢だ。干潟で遊んだ少年時代の思い出に始まり、カウボーイとのパタゴニア登山、極寒のシベリア体験、シルクロード大旅団の話など、心躍るエピソードが満載だった 。2015/12/05
ツバメマン★こち亀読破中
7
少年時代、怪しい探検隊、極寒の地や広大な砂漠など本格的な探検まで…。椎名誠のこれまでの冒険を紹介した1冊。やはりチリ海軍の軍艦リエンテール号に載ってマゼラン海峡を航海するパタゴニアの話が好きですね。「パタゴニア~あるいは風とタンポポの物語り」を久々に読みたいなぁ。2015/09/12
たかぴ
3
読むと、日常生活なんて大した事無いな。危険も苦労も温度差も少ないからそんなに大変じゃないかも、と楽に感じられるかな。2024/01/18
ikedama99
3
ジュニア向けとはいうものの、椎名さんのこれまでの旅のおさらいができる本である。また、なぜ自分がこれだけ旅にあこがれたのか・・というので、2冊の本との出会いを紹介している。これもよかった。子供の頃の感動した物を大切にして、つきあい続けているスタンスは、自分にとってはとても納得のいく部分である。これを参考にして、さらに島や川巡りの本も読んでみたいと思う。2015/07/28
犬鍋猫次郎
3
旅の本をたくさん出されていますが その本を一冊にまとめ間られていて 尚且つ冒険心をくすぐる一冊でした 仕事で休みがなかなか取れない時によみたい2014/04/28