出版社内容情報
1991年にソ連という国家は消滅したが,その屋台骨を支えた軍需産業はロシアに引き継がれ,いまも隠然と世界に武器輸出を続けている.ロシア脅威論の後退により盲点となりつつある軍需産業の知られざる実態に迫る.
内容説明
湾岸戦争前にイラクが輸入した武器の半分はソ連製だった。一九九一年にソ連という国家は消滅したが、その屋台骨を支えた軍需産業はロシアに引き継がれ、チェチェン紛争をきっかけに盛り返し、いまも隠然と世界に武器輸出を続けている。冷戦終了後、ロシア脅威論の後退により盲点となりつつある軍需産業、その知られざる実態に迫る。
目次
序章 冷戦期の「負の遺産」
第1章 ロシアの軍事改革
第2章 ソ連からロシアへ
第3章 軍民転換の失敗
第4章 生き残りをはかる軍需企業
終章 ロシアの軍需産業の行方