岩波新書<br> がん告知以後

岩波新書
がん告知以後

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  • サイズ 新書判/ページ数 204,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303053
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ある日突然がんだとわかった時,本人,家族は何を心がけたらよいのか.告知のなされ方や告知をうけた後の暮らし方をどう考えるか.長年看護婦として活躍,その後英米でがん患者の前向きな生き方に接し,現在はホスピスケア,訪問看護,家族への助言等を行っている著者が,人間として充実した生をすごす方法を,豊富な実例を交えて語る.

内容説明

ある日突然がんだとわかった時、本人、家族は何を心がけたらよいのか。告知のなされ方や告知をうけた後の暮らし方をどう考えるか。長年看護婦として活躍、その後英米でがん患者の前向きな生き方に接し、現在はホスピスケア、訪問看護、家族への助言等を行っている著者が、人間として充実した生をすごす方法を、豊富な実例を交えて語る。

目次

がん告知を受けて
がん告知はだれのためのもの
告知を受けた患者への援助プログラム―アメリカ、I Can Copeの場合
がんについて基礎的なことを知る
がんとともに健康に過ごすために(精神的な問題への対応;身体の調子を整える)
個人でやれることと、外からの支援と
死を見すえて生きる

著者等紹介

季羽倭文子[キバシズコ]
1930年福島県に生まれる。1953年国立岡山病院付属高等看護学院卒業。国立岡山病院、聖路加国際病院で臨床看護、日本大学医学部付属高等看護学院などにて看護教育にたずさわり、1975年に日大板橋病院に訪問看護室を開設。1981年から87年まで日本看護協会常任理事。1969~70年、1973~75年の英国留学中におけるホスピスとの出会いから、1987年ホスピスケア研究会を設立。現在、ホスピスケア研究会顧問
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

8
実家にあった本をひっぱてきた。「ガンは慢性疾患である」という認識、患者への告知方法の難しさ、ガンとの向き合い方の苦難に深く共感させられた。 祖父は20年ほど前に膀胱ガンと肺ガンを患ったが、20年過ぎた昨年(H28年)にガンではなく、「老衰」によって89歳で世を去った。つまり、ガンとうまく付き合っていくことで人生は伸ばす事例はいくらでもあるということである。 (看護婦という記載を久しぶりに目にした。平成5年出版であり、隔世の感がある。)2017/04/09

tamlyn

2
がんを告知された後、どのようにすごしていくのかという内容。オーソドックスなことしか書いていないが、がん関係の書籍の中では良書。看護士さんが書いた本なので、むずかしいこともない。家族にがん患者がいて、がん闘病の全体像をつかみたい人にすすめたい。2010/05/05

kenta

1
告知するな否か等、時代が全く違うところもあるが、セルフケアグループの重要性など、現在のがん対策はこうした過去の流れがあったからこそであることを確認できた。2015/09/14

tuppo

1
期待していたより数は少ないががん患者の体験記、その時何を思うかが掲載されている。重病人特有の脚色・この世の悲劇調がないので抵抗を感じずに済んだ。先が見えないことの不安恐怖が軽視されて来たことが現在のインフォームドコンセント肯定の流れに繋がっている。逆に勇気を持って、伝えない事例も一つあり望むようにはいかなかったが面白かった。2012/10/28

アルゴン

1
★★★★  がんを告知された時のための心構えとして、たいへん読みやすくためになる本だと思います。いつ誰がなるかわからないですしね。2010/08/23

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