出版社内容情報
微視的な物質構造から出発し,巨視的な電磁気現象の記述に力点をおいて,物質の電磁気学を丁寧に解説する.とくに,巨視的な電磁場と微視的な電磁場との関係を整理し,Hの意味を明快に示す.物性を学ぶための必読書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
5
誘電体や磁性体について詳しく学ぶための本。磁石は身近な存在だけど、磁界の源やヒステリシスといった特性まで考えるとやっぱり難しい。2014/10/05
かしゃるふぁ
0
この本に載っていることは大体キッテルに詳しく載っているので、本格的に物性の勉強をするならばキッテルを読めばいいかと思います。前提知識として真空中の電磁気の知識だけあればよいので、量子力学をまだ勉強していない学部1,2年生が読むにはちょうど良いです(学部1,2年でわざわざ物性のの勉強をする人はいない気もしますが…)。図も豊富でいいのですが、計算を端折っている部分も多く戸惑ってしまう部分も多かったです。電磁気現象の基本を理解することに的をしぼって記述がなされている点は高く評価できます。2013/12/24